色々と、終わったのか始まるのか…

祖父が亡くなりました。
ホスピスに入院ができる、と言うことになっていた28日の未明。
3時25分のことでした。

それから3日間。
なんだか忙しく、いろんなことがばたばたと過ぎていきました。
娘の高熱も重なったりして。

なくなった日の午前中、父に頼まれていた遺影用の写真、4枚ほどピックアップして実家に行くと、すでに父の兄弟、祖父の妹、その娘、葬儀屋さんがそろっていました。
葬儀場に飾る写真を選ぶために、みんなでアルバムひっくり返したりして、にぎやかでした。
おじいちゃんの遺体は、冷たかったけれども、まだ皮膚なんかは柔らかかった。

お通夜の日は、親戚みんなで湯灌をした。
今時する人も少ないと思うんだけれども、映画『おくりびと』のあれです。
みんなで、少しずつおじいちゃんの体を拭き、手や脚を拭き、足袋を履かせて杖を持たせて。
娘も、一緒におじいちゃんの脚を拭きました。
母が、私がたぶん8年位前におじいちゃんにプレゼントした靴を、棺に入れてくれた。
従兄弟達は、おじいちゃんとの思い出の写真を入れた。
みんなで棺の蓋を閉めるときは、やっぱり涙が出た。
娘が、「おおじいちゃん、いなくなっちゃったね~」とか言うんだもの。

お通夜も、にぎやかだった。
もう高齢で、ご近所付き合いも少なかったし、おじいちゃんのお友達はほとんどが先に亡くなられていたので、参列者も少なく、でも、孫たちが勢ぞろいするのは本当になかなかないことで、にぎやかだった。
ひととおり、落ち着いて、孫の会と言う名の飲み会に出かけた。
スポンサーは一番お兄さんである夫(私の従兄なのに・笑)。
私は娘の具合が悪かったので先に帰ったけれども、盛り上がっていたようです。
一番下が22歳の双子。おじいちゃんの孫もみんな大人になったのだなぁ。
私と弟は、結婚して子供もできた。
次は誰?

お葬式の昨日は、朝から雨だった。
娘のお熱が下がらなかったら、いけないなあ、と思っていたけれど、何とか下がって参列。
十分元気に、長く生きたおじいちゃんだったので、ここでこの言葉はいかがなものかとも思うけれども、みんなおめでたい、と思っていたと思う。
それでも、お葬式って涙が出ちゃうのね。
不思議なものです。
娘は、笑いも、涙も誘う発言をたくさんしていた。
「おおじいちゃん、お花のおふとんしてるね。あゆみも、かけてあげた」
「おおじいちゃんとこ、いく~」
「おおじいちゃん、ねてるの~?」
お骨もわりとしっかりしていて、私が拾ったのは胸椎だと思うんだけれども、ちゃんと形が残っていた。
それでも、やっぱり、骨壷を見ると、こんなに小さくなってしまうんだ…とも思う。

お葬式と、簡単な片づけをして、親戚たちは帰っていった。
私と弟は、実家で、お爺ちゃんの遺影の前で、家族で夕ご飯を食べた。
ここ2年くらいは飲んでいなかったお酒も、お供えした。

まだまだ、父と母はやることがたくさんありそう。

おじいちゃん、お疲れ様でした。


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